土曜日, 8月 20, 2011

特技、転校! Ver.3


 最近、単身赴任先から引越しをしたのだけれど子供の頃は何回引越しをしたことだろう、と思い起こした。父の仕事の都合で引越しが多かったのだが、転校を僕ほど多く経験した子供はそんなにいないのではないか?

 僕が幼稚園から高校までの学校は以下のとおり。

東京都ひまわり幼稚園
東京都さくら幼稚園
前橋市元総社幼稚園
前橋市立元総社小学校
枚方市立牧野小学校
中野区立沼袋小学校
横浜市立日吉南小学校
川崎市立東菅小学校
名張市立桔梗が丘中学校
宇治市立宇治中学校
京都府立東宇治高校
千葉県立千葉高校

 長くて2年、最短は1学期。
 たいへんだったろう、と思う方ももいらっしゃるかもしれないがそうでもないのである。まず転校になれてしまっていたので友達と別れるのが悲しい、というのは随分大きくなってからで小学校を卒業して近くの中学に行くことになっていたのが転校になった時が初めてで、それまではそんな物心がついていなくて普通に思っていたのである。
 しいてたいへんだったのは関東と関西の言葉の違いだろう。小2の時に初めて関西に行ったのだが関西で標準語(東京弁と言われる)で話すことは許されない(逆は面白い、といわれてOK)。

 さて、転校だがやはり最初のつかみが大切なのである。子供ながらに自己紹介に工夫をする。成功するとその後の友達を増やすのがかなり楽になる。

 転校する立場から言わせてもらうと転校生を迎えるクラスの友達は次のように分類される。

1.主流グループ(人気もあって優等生)で「よろしくね!」と社交的な正統派
2.主流派なのだが当初は部外者にクールで排他的な態度を取る保守派
3.不良グループで転校生の不良度合いを試そうとするワル派
4.非主流派で自分よりも格下が来たと思ってでかい態度をとる小物派
5.非主流派なのでこの際仲間につけておこうとする懐柔派

 ここで1.と5.はまったく転校生にとって問題ないので、その他の3分類に対する接し方なのだが、、、

2.に関しては時間が解決する。基本的に1.と同じグループなので一緒にやっているうちにわかってくれるようになり友達となることができる。

3.が重要で不良グループから一目おかれるとかそこそこ仲良くできでいるというのが学校の中では極めて重要なのだ。そこで最初は少し無理をしてワルぶることになる。もめごとも起こすのだが結果的にはその方が話題のネタにもなってうまくいく。

4.に関してはできるだけ無視をするのだが、僕には少し意地悪な部分もあって当初2.と4.の出方を取った子は記憶しておいて自分が主流グループになった時に少しだけ仕返しをすることにしている。

 今、僕は会社に入ってずいぶん長いこと会社を替わっていないのだが、部門を異動になった時に上の構図は実はあまり変わらないのである。また僕の接し方も。

 という訳で特技は転校! これが何かに活かされている、のかもしれない。