土曜日, 1月 20, 2007

茶道体験

 ほぼ毎年、年初に自分のプランを立てる。仕事のこと、音楽のこと、生活のこと、健康のこと、成長のこと。お茶をやってみたいと思ったのは今から3年前の2004年の年初だった。

 なぜそう思ったのかをはっきり説明できないのだが、上の子供とやっていた剣道(前の年に2段を取得、これについてはまた別途)をやめてしばらくたったころで次のように考えていた。
 日本人のアイデンティティを持つために日本の文化を理解できることをやってみたい。他国の人に日本人が何であるかを説明できるものを僕は持っていないのではないか?

 高校1年生の時に僕は京都の宇治市にいて東宇治高校(宇治のブラバン時代参照http://zacky-kohs.blogspot.com/2007/05/blog-post_18.html)というところに通っていた。担任の先生が体育の先生でサッカー部顧問のK先生といったが、彼はスポーツをやりながらお茶をやっていた。何でこんな男の先生がお茶なんて、と思いながらも「ちょっとかっこええなあ」と思っていた。

 母がずっとお茶をやっていた。茶室での母など見たこともないし興味もなかったが、本棚にはお茶の本、大事にしているお茶の道具を時々持ち出して稽古に行くのを覚えている。母は膝を悪くしてから本格的にお茶をやるのはやめてしまったが不審庵(表千家)の教授で今でもカルチャー・センターで聾唖者の方に教えているとのこと。

 そんなようなこともあってお茶をやってみたいと思ったのだとおもうが、その年は仕事上の大きなトラブルとその後の大きな契約とプロジェクト・スタートがあり何もできずその後お茶をやる機会を失っていた。そんな時に仕事仲間でお茶を習っているかつきちが気楽に教えてくれる先生なので来てみないかと誘ってくれたため、それなら是非と行くことにしたのだ。

 本当に何も知らないのも失礼かと思い、入門書を買って読む。言葉だけでも覚えようかと。昨年の11月に初めてお稽古に参加。一から教えていただき身の引きしまる思いだ。剣道でもそうだが作法や型を一生懸命に覚えるというのはそれだけでも心が磨かれるような気がするものだ。本日2回目の会に行く。今日は新年会だったのでいつもとは違う趣でありくだけた感じで楽しかった。

 立ち振る舞いを覚えるのと精神的な落ち着きを身につけるためにもやってみて価値のあるものと思った。続けてみよう。

 母のところに行きお茶を始めてみることにしたことを言うと驚いていた。基本的なことを教えてくれ、というといくつか教えてくれた。茶碗、楊枝、服紗、茶巾、お懐紙などを僕に譲ってくれた。

 しばらく続けてみたいと思う。以下は先生や母から教わったことの備忘録である。本当は体で覚えないといけないのだと思うが何しろ覚えが悪いため書かないと忘れてしまうので書くことにする。書くこと自体がお茶をやっている方にとっては邪道と思うのだがご容赦いただきたい。覚えたことを順次追加・修正していくが 流派によっても違うし、まったくの初心者なので理解も浅いためあくまでも僕にとってのメモとなっている。間違いも多いので教わりしだいわかった部分は直していくが参照するのは危険と思うのでこの点もご了承いただきたい。

(以下割愛)

10 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

お茶席を楽しんでもらえてうれしいです。とても合理的で、無駄のない動きに歴史の深さを感じます。
kohsさんの点てたお茶が頂ける日を楽しみにしております。

kohs_K さんのコメント...

これからも教えてください。何となくですが動きや言葉のやり取りに人への厳かないたわりを感じます。本来もの静かな僕にとって静寂な間がいいですね。

匿名 さんのコメント...

茶道ですか・・・すごい事をされてますね。
kohsさんの幅広い人間性の象徴ですよねぇ。
「えっ???」という感想じゃなくて、「なるほどー」と思ってしまいました。
微かな過去の記憶や、既に書かれているブログを拝見していても、内容にすごく説得力を感じます。
実は、私の祖父(もう15年前に亡くなりましたが・・・)も剣道の師範をしていましたが、その傍ら茶道も嗜んでました。
日本人の心なんでしょうか。私も子供の頃はよくわからないままに、祖父の横にチンと座って茶道の様子をうかがってました。
もちろん、今じゃ何にも覚えてないです(笑)。

kohs_K さんのコメント...

いや、全然そんなことはなくて底の浅いものです。なるほど、corona beer さんも、日本の総合芸術に近い所に住んでいると思うので色々な学ぶ機会があるかもしれませんね。

匿名 さんのコメント...

私は小学生の時に住んでた所の文化祭に参加し初めて茶道体験をしました。何も分からず、ただ美味しい和菓子を食べ苦いお抹茶を飲んだ記憶だけが残っています(笑)
ただ・・・お懐紙だけは持ってるんです^^何故かと言うと女優の山咲千里がお懐紙を持ってると何かとスマートだという事をTVで聞いて。私も少しでも仕草が美しくなれたらぁ~と思い真似をしてるのですが。。。(トホホ)

kohs_K さんのコメント...

私もお懐紙とか服紗とか茶杓とか持ち歩いてみましょうかねえ。何かの役に立つかも。

匿名 さんのコメント...

実は私も高校時代に1年習ってました。
当時から海外にすごく興味があったのですが、日本文化を紹介できるようにもなりたいと思ったのがきっかけです。
結局受験でやめてしまったのですが、いまでもお抹茶は大好きです。
最後まで正座は克服できず、足はしびれまくってました。。。

kohs_K さんのコメント...

足はしびれませねえ。特に私は水屋に行って何かお手伝いすることもできないのでほとんど正座のままなので足を組み替えたり時々伸ばしたりして凌いでます。

SkySea空海 さんのコメント...

茶器や掛け軸などの美術もお勧めです。私も初心者ですが、とっても気になっていて、これから勉強しようとおもっています。
http://www.mitsui-museum.jp/outline_02.html

kohs_K さんのコメント...

翔子さんはもともと素養があると思いますが、こちらはさっぱりです。またいい情報があったら教えてくださいね。