土曜日, 11月 15, 2008

21才学生 女子大で下半身露出事件の真相

ふとしたことである事件を思い出した。これに関しての誤解を解くべき時が来たように思う。

大学生活最後の秋の頃であった。学園祭の季節でこの時期は音楽に明け暮れていた訳なのだが、その日の午後は何故か今出川通りにある某D女子大の学園祭に遊びに来ていた。一人で来ていたという訳では無かったと思うがその事件のあった時一人でキャンパスを散策していたように思う。

ある校舎の中で出店を見ていたその時、急激に便意(大)を催しトイレを探した(この間からこのネタが多くて恐縮だが)。
さてそのトイレであるが女子大の校舎なので基本的に女子トイレが圧倒的に多い。もちろん教諭もいるので無いはずは無いのだが。それで学園祭の時期はどうしているかというと女子トイレを男子も共有として開放してあったのだ。女子トイレの入り口に「学園祭期間なので男子も使用可能です」との貼り紙。

僕はその階にあった女子トイレに入った。もちろん合法である。そのトイレがどういう構造だったかを思い出してみる。まず集合型ではなく個室型でドアを入った手前側が洗面所でゆったりした広さで奥の方に洋式の便器がある。女子大のトイレなので壁紙なんかもカラフルだし床には簡単なマットがひいてあったように思う。まあ僕が行っていた共学の大学には無いような造りであった。

僕はこういう場合の常として急いでいたので

まずドアを開け、

鍵をして、

それからズボンを下ろし、

奥の便器に座った。

そして用事を済ませたその時のことである。ドアを開けようとする音がするのだ。外からも使用中のサインになっていると思うのだがドアのノブをガチャガチャと開けようと回している。

まあ、いいか。鍵もかけている訳だし。僕は「使ってますよ!」というのも何となく気恥ずかしく(つまり外の人が女性である確率が高いし)そのまま便座に座っていた。

信じがたいことにドアが開いた! 女子学生が入ってきた。

目があった。。。。。

僕「。。。」
女子学生「。。。」

誤算であった。あろうことか、鍵はどうも半掛りになっていてノブを回しているうちに開いてしまったのだ。

僕「あの、すみません。鍵掛かっていなかったようですね。」(座ったまま)
女子学生「し、失礼しました!!!」

バタン(ドアを閉める音)!

駆け足の音 

僕はバツも悪いし、恥かしいし、その女子学生に万一会うのも困るので命からがらそのD女子大学園祭から逃げ出して来たという訳だ。

その女子大生に下半身を露出してトイレを占拠している男子学生と見做されて学園祭実行委員や大学当局に通告されなかったのは、用をすませて座ったまま言い訳をしている僕の物腰が極めて爽やかだったからであることは間違いない。

いや、やはり顔に「かなりのうっかりもの」と書いてあったと考えるのが正しいのか???

日曜日, 11月 09, 2008

27才住民 万引き未遂事件の真相

ふとしたことである事件を思い出した。これに関しての誤解を解くべき時が来たように思う。


ある夏の夕方だった。その日は急に料理をしようと思い立ちその日の晩御飯を作ることにした。そこで駅の近くにあるスーパーマーケットに向かった。料理といっても何にも出来る訳ではないのだがスパゲティを作ることにしてスーパーで材料を探した。


僕は一つのことにかなり没頭する性質なのだが、買い物中は何をどうやって作ろうかと頭がいっぱいだったようなのだ。僕は買った材料を抱えて家に向かった。


僕はまず、 スーパーを出て


道を渡って歩道を歩く。


そして公園の前を通過。


さらに道沿いのマンションの入り口まで何人かの近くの住民とすれ違う。


次にマンションの入り口の鍵をあけ、自動ドアを通過。


エレベータに乗る。


降りて自分の部屋まで廊下を歩く。


自分の部屋の前に着き鍵を取り出そうと右のポケットに手を入れる。


無いので、さて左のポケットかと左手で持っていた、さっきスーパーで買ったものを右手に持ち替える。


すると、僕が右の手に持っているものは、、、


「うわー!!!!」



僕は思わず叫びそうになった。僕が右手にしているものは何とスーパーのカゴでそこには食材がそのまま入っていたのである。僕はまだスーパーの中にいるのか!? 帰り道に見た風景はすべて幻想だったのか?


いやそうではない。 あろうことか、僕はスーパーからそのままカゴを持って出てきてしまい、スーパーを出ても気付かず、道を歩いても気付かず、人とすれ違っても気付かず、マンションに入っても気付かず、エレベータに乗っても気付かず、自分の部屋の前でカゴを左手から右手に持ち替えるまで気付かなかったのだ。


幸いなことにカゴの中にはレシートが入っていたので支払いは済ませたようだ。没頭していたのでその位記憶が曖昧なのだ。カゴは記念にしばらく家の台所に置いておいたがしばらくしてそのスーパーに返しに行った。


帰り道にすれ違った近隣の人に万引きと誤解されて通報されたり、頭のおかしな人と(これは誤解ではないのだが)通報されなくて本当に良かった。それは僕の日頃の品行が良かったという理由であることは間違いない。 もっとも、まったく悪気の無い顔をして歩いていたはずなので見た人もかなりのうっかりものと思ったのかも知れないのだが。。。

水曜日, 10月 29, 2008

28才会社員 女子トイレ不法占拠事件の真相

ふとしたことである事件を思い出した。これに関しての誤解を解くべき時が来たように思う。


会社に入って何年目かの頃であった。当時は北関東のあるお客様の仕事をしていて上越新幹線で移動することが多かった。上越・東北新幹線が東京駅までつながっておらずに東北の玄関、上野駅から出ていた頃だ。


その日は仕事が終わり帰途につくところで新幹線から上野駅のプラットフォームに下りて在来線に乗り換えようと階段をおりようとしたところ。。。


突然激しい便意を催したのだ。これはまずい。階段を下りてトイレを探す。キョロキョロ。


あった! 遠くの方にトイレの標識が見える。小走りで向かう。そしてトイレに。大の方のブースに入る。助かった! これで便意の方は解決した訳なのだが?



先程からトイレに人が入ってくる足音が聞こえるのだが、どうも様子がおかしい。入ってくる人は皆、大の方に。しかも入ってすぐに水を流す。洗面所で手を洗っている時間が妙に長い。


そのうち連れで入ってきた二人が会話を始めた。

「○△○△」
「○△○△」


僕(ブースにて)「。。。。。。。。。。。。」


何と女性の友達どうしが男子トイレの中で話しているではないか!


いやそうではない。 あろうことか、僕は急いだあまり女子トイレに入り、入っても気付かず、大のブースに入って用事を足し、他の女性が入ってきてもさらに気付かず、この会話を聞くまで気付かなかったのだ。


これは困ったことになった。駆け込んだ時にはたまたま洗面所に誰もいなかったということか。しかし男性用トイレ(小)が無いことにもまったく気付かないとは。。。。


これは待つしかない。誰もいなくなるのを待つしかない。入った時も誰もいなかったのだ。すぐにチャンスは訪れるはずだ。


待った。随分待った。長いこと待った。どうも入った時のタイミングはかなりレアだったらしい。乗降客の多い上野の女子トイレは人が絶えることはなかった。


このままだと終電が終わるまで待つしかない。待ったとしても、それで出て駅員に見つかったら? そうすると、これは女子トイレに数時間居座り続けた変態ということになるではないか!


僕はとうとう諦めた。出ることにしたのだ。


「あー、すみません。間違えたんです。いや、ホントなんです。すみません・・・・・・」何だかんだ謝りながら走って出た。トイレから駅の通路に出た瞬間、女子トイレから爆笑が聞こえた。


その後は幸いなことに特に事件にもならずにすんだ。本当に間違えたということを疑われずに女子トイレ侵入そた変態として訴えられなかったのは僕の謝り方が誠意に満ちていたものであったという理由であることは間違いない。 いや、顔に「うっかりもの」とでも書いてあったのか???

(タイトルの年齢は正確ではないが上越新幹線の東京駅開通1991年より推測)

月曜日, 5月 12, 2008

三段合格!


 まったくの稽古不足が続いたために内心これは無理かと思っていたのだが、、、審査に合格した。剣道三段。昨日のことである。

 朝から大田区の審査会場である大森高等学校に向かう(写真は審査後の会場)。段審査というのは実技、剣道形、筆記の3つがあり、東京都の場合は筆記は事前に書いて提出する論文形式だ。まずは受付とともにこの筆記問題を出す。

 次が実技である。この日は初段、二段、三段の審査なので順番に待つ。自分の番は昼過ぎになった。この実技の順番は年齢の若い順なのだが僕は三段の中での一番後35番だったので最年長ということになる。周りはほとんどパワフルな高校生。
 さて実技の順番が来た。気合と沈着さを忘れないようにと自分に言い聞かせて競技場に向かう。実技は二人と対戦して基礎力を見られる。真っ直ぐに相手に向かい体からぶつかる面を打つ。決して下がらずに攻める。剣先を胸元につけてそのまま攻める。また打ってきた出鼻を小手を打ちそのまま前に出る。手応え十分で実技を終わった。

 実技の合格者が次の剣道形の審査となるが発表を待つ時間に形の練習を無心でやっていた。発表の掲示を見ると合格! ほっとした。思いの他きびしく合格者は21人。欠席者はほとんどいなかったので3割以上は落とすという例年にない厳しさであったようだ。

 ここで次の審査試験である剣道形について簡単に触れておく。太刀を使った形が七本あり三段はこの七本の形を審査する。形は打太刀(先に攻める方)と仕太刀(攻めをかわして反撃する方)の二人で行う。動作がすべて決まっており、これをまず完璧に憶えることとそれぞれの所作の意味を理解して太刀振る舞いを行うことが必要だ。剣道形の心がわからないと動作の意味がわからないために、機械的に憶えるだけでは失敗する。

 この日の形は打太刀だった(直前で指示される)。打太刀は師の太刀と言われ形の演武にわたって相手をリードしなければならない。ミスもなく形を終了。たぶん大丈夫であろう。

 筆記は事前準備のために落とされることはまずない。合格した。ほっとした。二段になってからほぼ六年経った。二段になった直後にやめてしまい再開したのが昨年の六月だった(「剣道再再開」参照http://zacky-kohs.blogspot.com/2007/06/blog-post_15.html)。また昨年の12月に審査を断念したことも以前述べた(「段審査を断念」参照http://zacky-kohs.blogspot.com/2007/12/blog-post.html)。

 段審査断念から3ヶ月経ってようやく稽古に復帰した。肋骨は何とか練習に耐えられる程度には痛みが薄らいできた。久しぶりの稽古はどうなることかと思ったが、胴紐の結び方を少し混乱して忘れたぐらいで普通にできた。最初の15分がきつかったが、すぐに取り戻すことができた。
 実は翌日はある試合に出なければいけない。もう少し前に稽古再会の予定だったがぎりぎりの再会となってしまった。
 さてその試合は実業団高壮年大会というのだが、、、

 負けた。相手は3段なのだが勝てない相手ではなかった。悔しかった。延長戦までもつれ込んだが最後に相面(同時に面を打ち合うこと)で先に取られた。飛び込んで打ってきた相手と起こりを待って合わせにいった僕との差が相手に先に打たせてしまった。

 その後も忙しくてまったく稽古ができない状態が続いた。今回は気力で合格したのだと思うが本当に嬉しかった。直前になって形の稽古をや筆記のアドバイスをしてくれた羽田の道場の諸先輩に心より感謝します。

 以下は筆記試験で提出した回答。

(1)応じ技について述べよ。

相手の動きに応じて打つ「後の先」が応じ技であるが、決して受身ではなく相手の技を攻め相手の技を引き出すことにより先を取る。以下技を述べる。
(イ)すり上げ技
相手の竹刀を下から表または裏ですり上げて中心から外して遠山の目付で打突する。
(ロ)返し技
相手の竹刀を自分の竹刀で受けた瞬間に手首のスナップを効かせて竹刀で応じた反対側を打突する。
(ハ)抜き技
相手を攻めた上で相手に打たせ足さばきなどで相手の打突を抜いて反撃に転じる。
(ニ)打ち落とし技
打突してきた相手の竹刀を上からたたいて落とし隙を狙って反撃に転ずる。

(2)残心とは何か

残心とは打突を行った後も油断をせず緊張を保って相手の反撃に応じる心構え気構えを持つことである。
打突後間合いをとってただちに中段等の構えを取る。また相手の反撃に備える適正な間合いがとれない場合は剣先を相手の中心(咽喉部等)に向けて反撃に備える場合もある。
ただちに油断なく身構えないと次の動作に変化ができないため試合においては残心のない打突は、たとえ正確に打突していても有効打突としての一本にならない。また真剣による勝負の場合には相手が決死の気持ちで最後の反撃に出る可能性があるために必要な動作である。
剣道形においては上段または脇構え等による残心が明示的に示されている場合でなくてもすべての形において十分な気位を持って残心を示すことが必要である。

(3)剣道の先生より受けた良い点について記せ(これは出題として難問!)

剣道を始めた子供の頃に剣道は礼に始まって礼に終わるということを教わった。先生や先輩はもちろんのこと仲間に対してもけじめをつけて礼をする習慣がついたように思う。剣を合わせて向かい合う相手に対して尊敬の念を持ち勝負を終えた後も勝ち負けに限らず敬意を形に表す。剣道は対人的格闘技であるので、ややもすると闘争的本能を発揮しやすくなる。この本能を礼儀によって人間的に統制するところに礼の意義がある。
礼法の重要さを改めて認識したのは大人になってからである。礼法は社会における様々な競争や葛藤において人間性を持って人に接する方法を示唆している。
また礼法だけではなく、気剣体一致の言葉に表されるように構え、蹲踞や間合い、または打突において精神性や気力の充実が必要とされる。体を鍛えながら心を磨くことができる点が剣道の良さと思う。