ふとしたことである事件を思い出した。これに関しての誤解を解くべき時が来たように思う。
ある夏の夕方だった。その日は急に料理をしようと思い立ちその日の晩御飯を作ることにした。そこで駅の近くにあるスーパーマーケットに向かった。料理といっても何にも出来る訳ではないのだがスパゲティを作ることにしてスーパーで材料を探した。
僕は一つのことにかなり没頭する性質なのだが、買い物中は何をどうやって作ろうかと頭がいっぱいだったようなのだ。僕は買った材料を抱えて家に向かった。
僕はまず、 スーパーを出て
道を渡って歩道を歩く。
そして公園の前を通過。
さらに道沿いのマンションの入り口まで何人かの近くの住民とすれ違う。
次にマンションの入り口の鍵をあけ、自動ドアを通過。
エレベータに乗る。
降りて自分の部屋まで廊下を歩く。
自分の部屋の前に着き鍵を取り出そうと右のポケットに手を入れる。
無いので、さて左のポケットかと左手で持っていた、さっきスーパーで買ったものを右手に持ち替える。
すると、僕が右の手に持っているものは、、、
「うわー!!!!」
僕は思わず叫びそうになった。僕が右手にしているものは何とスーパーのカゴでそこには食材がそのまま入っていたのである。僕はまだスーパーの中にいるのか!? 帰り道に見た風景はすべて幻想だったのか?
いやそうではない。 あろうことか、僕はスーパーからそのままカゴを持って出てきてしまい、スーパーを出ても気付かず、道を歩いても気付かず、人とすれ違っても気付かず、マンションに入っても気付かず、エレベータに乗っても気付かず、自分の部屋の前でカゴを左手から右手に持ち替えるまで気付かなかったのだ。
幸いなことにカゴの中にはレシートが入っていたので支払いは済ませたようだ。没頭していたのでその位記憶が曖昧なのだ。カゴは記念にしばらく家の台所に置いておいたがしばらくしてそのスーパーに返しに行った。
帰り道にすれ違った近隣の人に万引きと誤解されて通報されたり、頭のおかしな人と(これは誤解ではないのだが)通報されなくて本当に良かった。それは僕の日頃の品行が良かったという理由であることは間違いない。 もっとも、まったく悪気の無い顔をして歩いていたはずなので見た人もかなりのうっかりものと思ったのかも知れないのだが。。。
1 件のコメント:
rose 2008年11月10日 14:52 これって『うっかりもの』シリーズの第3弾?
今のうちにどんどん罪の告白をしておかないと、毎日のアルコールでの過剰な脳ウオッシュにより、『ボケ』がすすんでわからなくなるもんな~。
まだ自分の会社覚えてる?
kohs 2008年11月10日 21:59 最近さすがに危機感を持ち、昨日今日と禁酒。
きんちゃん 2008年11月11日 19:55 それでお得意のカルボナーラを作ったの
kohs 2008年11月11日 20:47 >きんちゃん
さて、その時はどうだったかなあ? 何しろカゴの件だけが残りその後の記憶が。。。
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