水曜日, 5月 29, 2013

車のトランク内監禁未遂事件を振り返る


 今日、会社の後輩であるLからメールがあり、山梨県で起きた下の事件が「私らが経験した状況と酷似しています」という。メールのccにTがあり私らというのはTとLのことのようだ。

「車のトランクに人が」→へリ出動で捜査、実は…

http://www.asahi.com/national/update/0528/TKY201305280479.html

という事件だ。

 そこでTとLが経験した「酷似した状況」に関して述べておきたい。

Tの状況
 この件はもう10年一昔程前のことだ。お客様担当のチーム5人で銀座あたり(恐らく)で珍しく飲んでいた。そのお客様は千葉県にありチームで飲むのはもっぱら千葉なのである。その後、新橋あたり(恐らく)にラーメン食べに行こう、という話になりタクシーを捕まえることになった。
 ところが1台しか近くに停まっていない。
僕「何とかなるだろう、行くぞ。」
チームの他の4人「???」
(とりあえずタクシーを拾い、ドアがあく)
僕「すみません、トランク開けてください。」
運転手「はい。」
(チームの4人一瞬顔を見回す、が、すかさずTが理解して)
T「はい、わかりました。僕ですね。」注:Tはこの中で一番年下だった
(とT、トランクに入る)
(他の4人座席に乗り込む)
僕「すみません、新橋まで〜」
運転手「は、はい。」
 新橋までの間、トランクより声がする。「うわあ!」、「く、暗いです。」など。
 車中組は「おお、もうすぐだ。」とか「いいから騒ぐな。」等と愛情あふれる声をかける。新橋のラーメン屋到着。
運転手「いや〜、長年やってますけど、こんなのは初めてですね。」
その後ラーメン食べて店を出る。

追記:
この日はTは2回トランクで移動していたことが判明した。上の状況の前に茅場町から銀座に移動している。茅場町からあえてトランクで移動した経緯はちょっと覚えていない。トランクから声をあげたのはこの1回目とのこと。2回目の銀座から新橋への移動の時は慣れてしまって熟睡していた。
Lの状況
 この件はTの状況からもう少し経った頃だと思う。Lがこの事件のことを聞いて、どうしても僕もトランクで移動したいという。そこで何かの際に千葉で会社の仲間の車で移動する時にちょうど人も乗りきれなかったのでLをトランクに乗せて数キロ程移動することにした。
車中組は「おお、もうすぐだ。」とか「いいから騒ぐな。」等と愛情あふれる声をかける。目的地到着。

追記:
Lが言うにはトランクに乗りたいと言った覚えはない、とのこと。だが確かに顔にそう書いてあったように思う。

TとLの会話
 その後TとLは次のような会話で盛り上がっていた。
 「真っ暗なんですよね。」「そうそう真っ暗。」
 「で、ブレーキ踏むと明るくなるんですよ。」
 「車の中の声は以外とよく聞こえるんだよね。」
 「急に曲がったりしますからあせりますよね。」等等等

 ここで冒頭の山梨県の人騒がせな事件とTとLの経験の違いについて述べておきたい。
1.我々のケースはトランクに乗る人があまりにも楽しそうにしていた。
 山梨の事件は恐らく「え〜、俺?」みたいな嫌そうな顔をしており目撃者に誤解を与えたと思われる。
2.我々のケースは実施団体の罪の意識が無くまったく悪びれる様子がなかった。
 山梨の事件は恐らく「まずいかな?」みたいなこそこそ感があり目撃者に誤解を与えたと思われる。

 さてこの件の首謀者は僕だということになっているが、僕がやったことは「トランク開けてください。」と運転手に声をかけただけと言い張ることができる。また2人の会話で分かるように貴重な共通経験を通じて社内の良好なコミュニケーションに寄与していることも明白だと思う。

追記:
2人の率直な感想は、こんな経験ができて良かった! ということが後日確認できた。

 最後にこの行為は道路交通法(設備外乗車)に触れるということだが、警察署がこのブログを読んだとしても前例に従い、実際に確認ができていないこともあり注意にとどめるべきであろう。まったく警察というのは人騒がせでけしからぬと思う。

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