金曜日, 8月 03, 2007

「いやらしりとり」とネ倉○さんの話



 大学時代の数年間をある寮で過ごした(ネオンと黒壁の寮部屋での出来事http://zacky-kohs.blogspot.com/2007/07/blog-post_15.html参照)。その寮でやっていた実にくだらなくも面白い遊びが「いやらしりとり」である。

「いやらしりとり」はある時期に主にバンド仲間により寮の僕の部屋で夜な夜な行われていた。この遊びはあまりにくだらないのと、しりとりの実例のほぼすべてが放送禁止用語のために公共のblogに晒すことがはばかられるために、雰囲気しか説明できない。

 ルールの原則は普通のしりとりで「ん」がついたらダメ。言葉は単語でもよいのが、文章でも良い。ただし、思いっきりやらしい、か、そこそこやらしいけれどかなり笑えるか、でなければならない。その発言が妥当かどうかはその場にいる過半数の賛同を得られなければならない。5人から10人ぐらいでやるのが適していると思われる。

 最初は単語から始まるが、だんだんと難易度を増し、次第にかなり凝った文章となる。普通のしりとりと同じで「る」で終わった時のバリエーションなんかはかなりの工夫が必要となる。その人の普段考えている煩悩・妄想または性癖が察せられて趣の深いものとなってくる。特に普段おとなしい、あまり女性付き合いもなかろう、と思われる堅物のベースのE等がとんでもないことを言うと「お前それ、めっちゃくちゃ、やらしいわ~!」などと盛り上がる。

 そんなある日、バンド関連でピアノをやっていた他の大学の研究室かなんかにいた先輩が不幸なことに僕の家に遊びに来てこの「いやらしりとり」をやることになった。この人はビル・エバンス風の繊細な演奏をする人で超純粋培養されたお勉強一筋の人らしくて、このようなたわけた遊びに加わるのは可哀想なのであるが、そこは401号室の規則にのっとり容赦は無い。

 この人は倉○さんと言う方だったが、極めておとなしい先輩だったために失礼な話なのだが「ネ倉○さん」と呼ばれていた。

 しばらくして酒がまわってくると、

「ネ倉○さん、これからいやらしりとりという遊びをやりますから。順番一番最後でええですから、一周したらだいたい要領わかると思いますし、入ってください。」

とおもむろに「いやらしりとり」が始まる。

 ×××、○○○○○、△△△、□□□で○○○をする、×××を日に何回どうたらこうたら、、、、などと続く。最後が「く」で終わり、ネ倉○さんの番となる。

「く、だね、じゃあ行くよ、、、、、じゃあ、、、黒いカラス。。。。」

一同、「・・・・」「・・・・」「・・・・」「・・・・」

「いや、違うんですよ。いやらしいことを少しでも言うてもらわんとあかんのですよ。」、「1回パスしますから、次の番の時はよろしく頼みますわ。僕らの言うのを聞いて参考にしてください。」と2周目を続ける。

 そしてネ倉○さんの次の番が回ってきた。前の人が何で終わったかは覚えていないのだが「じ」で終わったために、ネ倉○さんは、

「じ、だね。じゃあ行くよ、、、、、『女子高生の初体験』。。。。。」

「・・・・」「・・・・」「・・・・」「・・・・」一同しばらく間を置いてから、、、

「んで終わってますよ。んはあかんのですよ。」

「これは可哀想ですけど罰則をやっていただかんといかんですねえ。」

ということになり、罰則をしていただくことになったのだが、その罰則が何かということはこれはそれこそblogに書くのは憚られるのである。我々はその場でやるのであるが、さすがにネ倉○さんにその場でやらせるのは忍びがたきものもあり(僕らはその場でやるのだが)、じゃあトイレでもええですよ、という話になり、ネ倉○さんは寮のトイレに向かったのであった。その後、彼は部屋に戻らず、それどころか我々の中で彼の姿をこれ以降見たものは誰もいないのであった。

 この罰則が何かは、絶対にこういう場所では書けないのでご想像いただきたい。さわやかさと破廉恥さを伴った罰則であった。この罰則と今一緒にバンドをやっているボーカルのE嬢の関連が深いのだがこれも彼女の人格に誤解を与えるものであるため残念ながらここでは明らかにすることができない。

 という訳で肝心なところの記述ができなくて申し訳ないのだが、いずれにせよかなりくだらないことを連夜行っていたことは間違いがなく、消息不明となったネ倉○さんを思い出すと我々の中ではいまだにおかしくてしょうがないのであった。

 写真は「いやらしりとり」をやっていたころによく行った近くのカレー屋さんの「ビーヤント」。実は先週高校の同窓会で京都に行ってビーヤントのおばさんの健在を確認。これについてはまた書きます。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

「いやらしりとり」の罰ゲームについて、ここにでて来るE嬢から聞いたことがあります。当時彼女が住んでた部屋のドアの郵便受けに封筒が一つ。「僕は君のことが好きです。」と書かれたメモとともにティッシュに丁寧に包まれた体毛らしきものが数本入っていたそうです。一瞬ラブレターかと思ってウハハと思ったそうですが、すぐに彼女は気がついたといってました。それから、もう一つ。kohsさんと後輩のHくんと3人で京都の鴨川沿いを北山の方から二条ぐらいまでずっと「いやらしりとり」をしつつ、タイラサンペイ歩き(腰だけ前後にフリながら歩く)しつつ、そそぞろ歩いたとか。。。

kohs_K さんのコメント...

camisera personalizada,
T-shirt could be a good meaning if it was OK to discribe IYARASHIRITORI words....

kohs_K さんのコメント...

little市ノ瀬さん
E嬢とはかなりの懇意だったようですね。彼女の一瞬にして気付く洞察力には驚かされていました。そうそうHくんと3人で鴨川を下りあげくの果てには影絵で交○ごっこをしたのは爽やかな記憶が残っています。